羽生 享子
オランダ人マスターフローリストからダッチスタイルを学び、グリーンを生かした癒しのフラワーアレンジメント教室を20年以上開講。苔を用いた独自のスタイルを確立し幅広いアレンジを楽しむ。また、経験のない人も楽しめる葉っぱや草花アレンジをInstagramで紹介中。フォトスタイリングを生かした写真講座や商品撮影も注目されご依頼にも応じている。
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蒸し暑い毎日如何お過ごしでしょうか?
人と同様、生花には難しい時期でもあります。
そこで今回は、眼にすることで
涼しさを感じさせる工夫をお伝えしたいと思います。
シンプルな色の組み合わせはオススメです。
画像はグリーン系とブルー系で纏めています。
涼しさを感じさせる色は主にブルーと白。
ナチュラルなグリーンとの組み合わせで
穏やかな涼しさを演出してくれます。
*グリーンアレンジメントとは、
本来、葉物でのアレンジのことですが
ここでは色に注視しています。
ドライに向いている素材は長持ちしやすいです。
画像では、
ルリタマアザミ
スターチス
リューカデンドロン
スプレーカーネーション
また、葉物は比較的花より持ちが良いです。
特にハーブ系はおススメです。
ラベンダーやローズマリーなどを用いると
見た目も香りも涼やかになります。
蒸れは傷みやすい原因になります。
なるべく蒸れを回避する方法をとりましょう。
素材に高低差を付けると空気の通り道ができます。
全て面で形作らず、出たり引っ込んだりと
凹凸が出るように入れるのをおススメしています。。
細いもの、細かいもの、尖がったものは軽やかに見えます。
丸い素材や大きいものだけで構成すると重くなりがち。
先が細いものを飛び出させると軽く見えます。
ここでは、アジサイやリンゴのように丸く重いものも
マウンテンミントやスターチス、羽衣ジャスミンなどで
安定と軽さのバランスをとっています。
寒い時期のようには長持ちは難しいですが
眼に涼やかさを届けることで
夏ならではのアレンジも楽しめます。
皆さんの暮らしに花と緑が憩いの時を届けてくれますように。
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